コンパクトカーとは、普通車の中でも比較的車体サイズが小さく、価格が抑えられたモデルを指します。コンパクトカーは、セダンタイプやSUVに比べて、燃費性能が高いといわれています。
今回はコンパクトカーが年間3万キロメートル走行した場合のガソリン代を算出するにあたって、以下の3つの車種をピックアップしました。
__●スズキ「ソリオ」
●トヨタ「ヤリス」
●ホンダ「フィット」__
国土交通省が公表している令和6年4月1日現在の自動車の燃費性能を基に、これら3車種の燃費値の平均燃費を算出し、その数値を用いてガソリン代を計算します。
多くのコンパクトカーには、ガソリン車とハイブリッド車の2種類のグレードが存在します。一般的にガソリン車よりもハイブリッド車のほうが燃費性能が高いため、ガソリン代を算出するうえでも重要な要素となります。
表1は、ソリオ・ヤリス・フィットにおけるガソリン車の燃費値の平均をまとめたものです。
なお、WLTCモードとは、市街地・郊外・高速道路におけるそれぞれの走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。
表1
※筆者作成
ガソリン車における3車種の平均燃費は、約18.5km/Lとなります。
同様に、ソリオ・ヤリス・フィットにおけるハイブリッド車の燃費値の平均を表2にまとめました。
表2
※筆者作成
ハイブリッド車における3車種の平均燃費は、26.5km/Lです。
前項で算出した平均燃費値を基に、年間3万キロメートル走った場合のガソリン代を算出してみましょう。
なお、ガソリン代(レギュラー)は2024年4月22日時点の価格175円/Lを採用します。
結果は表3の通りです
表3
※筆者作成
表3より、コンパクトカーにおいてもガソリン車とハイブリッド車で1.4倍程度の差が生じることが分かりました。
コンパクトカーは燃費がよいものが多いため、普段使いする車としてガソリン代の節約に効果が期待できます。
さらに今回の検証により、仮に年間3万キロメートル走る場合、コンパクトカーの中でもガソリン車とハイブリッド車では1.4倍程度金額の差が生じることが分かりました。
燃費を気にする場合はハイブリッド車を選ぶとよいでしょう。
国土交通省 自動車の燃費性能に関する公表(令和6年4月1日現在)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
2024-05-01T05:12:14Z dg43tfdfdgfd