スイスのマイクロモビリティシステムは2016年3月、超小型モビリティ「マイクロリーノ」を発表しました。
極めて小さなボディにクラシカルなデザインを採用した新時代のモビリティとして、発表から8年以上経過した今でもSNSなどで注目を集めています。
「イセッタ」ソックリな「マイクロリーノ」 日本投入にも期待マイクロリーノは1ドア2人乗りの小型モビリティです。2016年に発表後、2018年の市販化が目指されていましたが延期され、2022年から市販モデルの「マイクロリーノ2.0」が販売開始されました。
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市販モデルのボディサイズは全長2435mm×全幅1500mm×全高1500mmと極めて小さいながらも、17馬力のモーターと最大15kWhのバッテリーを備え、都市内の移動を見据えた必要最小限のパワートレインを搭載しました。
航続可能距離は最大228kmで、最高速度は90km/hです。
デザインは1950年代の超小型車「イセッタ」からデザインのインスピレーションを受けて開発。
イセッタは、1953年にイタリアのイソ(Iso)社が発表したマイクロカーで、のちにBMWも生産権を獲得して販売。この「BMWイセッタ」は日本にも少数存在しており、中古車として手に入れることができます。
イセッタは全長わずか2.3mの卵型ボディにフロント1枚もののドア、フロントフェンダーに装着されるヘッドライトなどを装備した極めて個性的な姿で、マイクロリーノはこれを完全にオマージュしたデザインを採用しました。
インテリアも必要最小限にまとめられ、ドアトリム兼ダッシュボードにはバーとステアリングコラム、小型の液晶メーターが備わる程度です。
マイクロリーノの欧州での価格は1万7990ユーロ(約299万円)から1万9990ユーロ(約332万円)に設定されています。
そんなマイクロリーノについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
「可愛いし、デザインが素晴らしい!」「めちゃんこかわいい。前面が扉になってる」など、斬新かつ愛らしいデザインを評価する人が多いようです。
また、「現代版のイセッタですね」「すご、イセッタそのまんまやん」など、かつてのマイクロカーの再来を喜ぶ声も寄せられています。
さらに、「これで学校行ったら楽しそう」「近所使いしたい」「近所のチョイ乗りにちょうどよさそう。タンデムのEVなら楽しいと思う」など、シティコミューターとしての使い勝手を想像し、利便性に期待するコメントも見られます。
その一方で、「日本では法律がネックになる絶対に」「マイクロリーノ同じく欲しいけど、安全性とか諸々で国内は厳しそう」「多分日本に来なそう」など、衝突安全基準など、保安面で不安視する声もあります。
マイクロリーノは現在、スイスやオランダ、英国で販売しており、北米では2024年終盤への投入が予定されていますが、日本国内への投入に関してはアナウンスされていません。
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