ジャック・ブラック、GTAや「レッド・デッド・リデンプション」などロックスターのゲームが映画化されていないのは信じられないと発言

俳優でコメディアンのジャック・ブラックが、「グランド・セフト・オート」や「レッド・デッド・リデンプション」といったロックスター・ゲームスの人気ゲームシリーズを、まだ誰も映画化していないことが信じられないと語っている。

イーライ・ロス監督による実写映画版『ボーダーランズ』でクラップトラップ役を演じるブラックは、Total Filmのインタビューで「どのゲームを映画化してほしいか」と質問を受けた。これに対しブラックは、ロックスター・ゲームスのタイトルが映画化されていないことにショックを受けたと言い、特に「グランド・セフト・オート」と「レッド・デッド・リデンプション」の名前を挙げた。

「ロックスターのゲーム――『グランド・セフト・オート』や、特に『レッド・デッド・リデンプション』の映画が作られ始めてないのが信じられないよ」とブラックは言う。「あれってもう映画みたいなものだろう? そこが問題なんだと思う。ビデオゲームの中には、そういうストーリーを半分語っているようなものもあるし、ビデオゲームみたいな映画もあるからね」

ブラックの発言は意外なものではなく、ロックスター・ゲームスの多くのファンに共感されることだろう。ロックスターは過去25年間にわたり、特にオープンワールドアクションの分野において、ゲーム業界の刷新に大きな影響を与えてきた。同社は「マックス・ペイン」や「Midnight Club」、『BULLY』など強力なラインアップを誇るが、最も有名なIPは間違いなく「グランド・セフト・オート」と「レッド・デッド・リデンプション」である。

なかでも、複数の続編やスピンオフを有する「グランド・セフト・オート」シリーズ近作の『グランド・セフト・オートV』は最も成功した作品で、収益性の高いオンラインモデルを生み出した。最新作『グランド・セフト・オートVI』の発売は来年を予定しているが、すでに高い期待が寄せられており、第1弾のトレーラーは、YouTubeで公開から24時間以内に最も多く視聴されたゲームのお披露目映像となった。

「グランド・セフト・オート」の成功にもかかわらず、ロックスターは同シリーズの映画化には興味がないようだ。ロックスターの親会社Take-TwoのCEOを務めるストラウス・ゼルニックは2019年、The Wrapのインタビューで、映画化の可能性が低い理由を説明。Take-Twoは、映画が思い描いたとおりに表現されるよう「完全なコントロール」を望んでいると述べていた。

2022年には、ロックスター・ゲームスの共同創設者であるサム・ハウザーが「BBC Radio 5 Live」のインタビューで、ラッパーのエミネムが主演する「グランド・セフト・オート」の映画化案を却下したことを明かしている。また前述のとおり、GTAシリーズのゲームは非常に収益性が高いため、ゼルニックは昨年の投資家向け電話会議で、このIPのために別の媒体を探す価値はないと述べていた。

2024-03-28T07:47:58Z dg43tfdfdgfd