【F1】ヒュルケンベルグがアウディと3年契約で合意 もう1枠にガスリーやオコン浮上=独報道

F1ハースのニコ・ヒュルケンベルグ(36)が、2026年から参戦するアウディと3年契約で合意したと地元ドイツ放送局「シュポルト1」が報道した。

ヒュルケンベルグは今季好調のハースをけん引。その実力を改めてアピールしている。そうした中で、ザウバーを買収して26年からF1に参入するアウディが地元ドイツのドライバーとして白羽の矢を立てた。

同局は「将来のアウディチームの2つの枠のうちの1つが決まった! アウディとドイツ人のニコ・ヒュルケンベルグが2025年から提携することで合意した。あとは正式な署名を残すのみだ」と指摘。「アウディはヒュルケンベルグに少なくとも3年の長期契約をオファーしている。5月末までに発表される可能性がある」と3年以上の長期契約になる見通しで、あとは発表を待つ段階になったという。

「ヒュルケンベルグは13年シーズンからザウバーチームを知っており、ウィリアムズ、フォースインディア、アストンマーティンからも経験をもたらしている。ドイツ人である彼は、インゴルシュタットの自動車メーカーのマーケティングコンセプトにも完全に適合している」と同局は相思相愛を強調した。

注目されるのは、アウディのもう1人のドライバーだ。フェラーリを今季限りで退団する予定のカルロス・サインツにすでに大型オファーを提示しているが、サインツ側は保留。アウディ側は早期の決断を求めており「サインツは5月中旬までに決断する必要がある。その後アウディは他のドライバー、例えばフランス人のピエール・ガスリーやエステバン・オコンと話し合いたいと考えている。両者ともアルピーヌとの両契約は満了を迎え、移籍を検討している」と指摘した。

サインツは全チームとの交渉を明言するなど争奪戦となっており、かつ〝勝てるチーム〟を条件に挙げている。アウディの実力は未知数で他の強豪を選ぶ可能性が高まっており、ガスリーとオコンが現実的な選択肢になりそうだ。

巨大メーカーのアウディがF1でどんな走りを見せるのか。その体制が着々と整いつつある。

2024-04-25T06:36:07Z dg43tfdfdgfd